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乳がんの手術を無事終え、4月30日に退院しましたが、ゴールデンウィーク明けの5月7日からは会社に復帰することになっていました。
部分切除で通常より傷も小さかったためドレーンも入れずに済み、センチネルリンパ節生検でも転移がなかったため、本当に最小限の手術で済みました。
早く仕事に戻らなくてはいけない私の事情をわかってくれている先生は、抜糸が必要ないように中は溶ける糸で縫って、表面は医療用のボンドで留めてくれました。
といってもそれは結果で、実際はそこまで最小限の手術になるとは思っていなかったので、入院の少し前からインターネットで手術後のブラジャーについていろいろ調べていました。
検討した結果、購入したブラジャー、これから買い足す候補のブラジャーをご紹介したいと思います。
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私が購入した乳がん手術後のブラジャー
乳がん手術後のブラジャーを選んだポイント
私がブラジャーを選ぶ時に重視したポイントは次の4点です。
- 着やすさ(前開き)
- アンダーバスト部分の締め付け・素材
- 値段
- センチネルリンパ節生検時の傷に当たらない腋あき(20センチ以上)
術後のブラジャーは調べるとほぼ前開きのものとなっています。
病院でもらった乳がんの手術をした患者向けパンフレットでも、傷が落ち着く2~3ヵ月の間は前開きのブラジャーを勧めていました。
手術後すぐは腕を動かしたり普段通りの動きをすることが困難になりますので、着やすい前開きのものがいいのでしょう。
前開きのブラジャー、というのは前提で、私が一番重視していたのは最初にも書いたアンダーバスト部の締め付けです。
私の場合、胸の下側に癌があったため、アンダーバスト部分は傷に当たって痛くなってしまうと思われました。
普通のブラジャーではとても痛みに耐えられないと思ったので、締め付けが少ないものや、ゴムのように傷に触ると痛いような素材を使っていないものを検討しました。
次に値段。
使用する期間が限られているものを購入するので、今後の治療にもお金がかかることも考えるとできるだけ金額を抑えたいというのが正直なところです。
あまりに安い物だとちょっと心配なので、2,500円~4,000円の間で、できるだけ条件に合うものにしようと思いました
最後の腋あきについては、2つ目購入時に重視した点です。1つ目のブラジャーの袖ぐりが傷に当たって痛かったので、アンダー部分と同様に慎重に選びました。
最初に購入したブラジャー
1つ目のブラジャーは胸の傷に当たることがとにかく怖かったため、アンダーバスト部分の締め付けがきつくない、という点を1番重視して買いました。
初めて使うのは退院時だと思っていたので、とりあえず1つだけ購入して、後からその着け心地を参考に買い足そうと考えました。
購入したのは「KEA工房」のホスピタブルロングブラです。
- 長めの丈でアンダーバストより少し下にゴムが来るため、傷口に直接当たることがなく術後間もなくでも安心して使用できました。
- マジックテープで留めるため、ボタンやホックで留めるより細かい動作や力が必要なく、脱ぐのは楽でした。
- パッドを入れる部分が大きく、厚いパットでも入れやすい作りでした。
- 袖ぐり部分が硬く、ちょうどセンチネルリンパ節生検の傷跡に当たってしまう位置だったため、退院時に着けた時は痛くなってしまって、家に帰ってすぐに外しました。
1週間後に着けた時は経過も良かったため、それほど気にならなくなりました。 - 着ける時にマジックテープがくっついてしまうので、はがす時に力が入ったり後ろまで手を伸ばすことになり、傷口が痛くなる時がありました。
2つ目のブラジャー
1つ目のブラジャーは袖ぐりが痛くてしばらく着けられなかったので、今度は腋開きができるだけ大きいものを選ぼうと思いました。
センチネルリンパ節生検の傷に考慮したブラジャーの腋開きが20センチだったので、20センチ以上の大きさを目安にしました。
痛みもだいぶ落ち着いてきていたので、アンダーバストは素材に気を付ければ長めの物じゃなくても良さそうでした。
2つ目のブラジャーは、「下着の専門店 アン」のanne-1220のグレー、サイズLを購入しました。
- 腋開き20センチ(総丈32-脇丈12)だったので、センチネルリンパ節生検の傷に当たらず、安心して着けられました。
- アンダーバスト部分がゴムじゃなく他の部分の素材と同じ綿で幅広だったので、強く擦れることがなければ傷に触れてもさほど痛みませんでした。
- 始めから薄いパッドが1枚入っていました。
- プラスチックのスナップボタンが小さめで、留めづらさを感じました。
- パッドを入れる口が狭く、厚いパットは入らないと思います。
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買い足し候補のブラジャー
仕事に復帰して毎日使うようになると、2枚では洗濯ができなかったり乾かなかった時に困るため、もう1枚か2枚買い足すことにしています。
手術から2週間が経過しているので、上記の条件にちょっと外れても大丈夫だろうと思っています。
放射線治療が始まれば前開きのブラジャーが便利、また胸や脇にマジックで照射位置を書かれるため、濃い色の物の方が色移りの心配がないそうです。
第1候補 Fleep 前開きブラ カラー:セサミ
日本アトピー協会推薦品ということで肌に刺激がないよう考えられているため、素材・作りについては申し分ないと思います。
乳がん用のブラジャーは黒系の色がなかなかないので、セサミやマロンは放射線治療をされる方向けです(私の好みにも合います)。
欲を言えばもうちょっと安いと嬉しいです。
カラー・デザイン重視で選ぶなら
<アボワール 前開きブラジャー カラー:ネイビー>
乳がん体験者と女性の乳腺外科医、乳がん認定看護師で考案された手術直後用ブラージャーで、体の負担がない設計になっています。
胸元のフリルが可愛く、気分が明るくなるデザインです。
安さで選ぶなら
<三恵 ノンワイヤー前開きコットンブラジャー カラー:グレー>
乳がん手術後用の物ではなさそうですが、肌への負担をできるだけなくすような設計になっているようです。
傷の痛みが落ち着いてきているなら、問題なく使用できそうです。
安いので心惹かれますが、カラーの濃いものがないのでどうするか検討中です。
病理検査の結果、全摘手術をすることになりました。
全摘出後のブラジャーについても調べましたので、よろしければご覧ください。
乳がん全摘出手術後・再建手術した場合に使えるブラジャーを調査!また、シリコンへの入れ替え手術当日に再建手術を諦めたこと、新しい再建の方法についても書いていますので、ご覧いただけると嬉しいです(*^^*)
再建しますか?乳がん再建手術のシリコン入れ替え直前で私が諦めた理由乳がん手術後の再建は手術以外にもある!新しい再建の方法とは?最後に
病院でもらったパンフレットには、手術後のブラジャーは前開きの物をきちんと試着して1枚ずつ購入するように書いてありました。
そうするのが1番いいのはわかっていますが、乳がん用ブラジャーを売っている店を見つけるのは大変ですし、前開きのブラジャーは普通に売っていますが、試着をするのも片っ端からは大変です。
また、これは自分で身に着けてわかったのですが、着けた時は大丈夫でも時間が経つと痛くなってしまうこともあります。
そう考えると、それほど高額でないもので、乳がん手術後用に作られたものを購入するのが無難だと思います。
ブラジャーは直接肌に着けず、先にTシャツ(私はタンクトップですが)を着て、その上から着けるのがいいようです。Tシャツの縫い目が当たってしまうので、裏返して着るのが安心ですね。