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夢が破れてしまったように思われた中学時代は本物の夢に出会って実現する日まで~中学時代~で、娘が高校に入る頃の私の思いについては本物の夢に出会って実現する日まで~AIと働く世代~へと書いてきました。
自律神経の病気で中学の半分を学校へ通えず過ごしてきた娘は、いつしかスマホ依存症になってしまいました。
スマホを片時も離すことなく、無理矢理取り上げようとすると「スマホがなくなったら私はもう・・・」などと言って絶対に渡さなかった娘も、そのスマホのおかげでゲームクリエイターになりたいという夢ができました。
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ゲームクリエイターって、どんな仕事?と思って調べてみました。
ゲームというのはさまざまな役割分担の人達が集まって作り上げていくもので、ゲームクリエイターはその全般に携わる仕事を指す場合と、プロデューサーなどを指す場合があるそうです。
娘はゲームのシナリオを作ったりキャラクターのデザインをしたり、ゲームプログラミングをやってみたいと言いました。
プログラミングをやるなら、もしゲームクリエイターになれなくても、そっちの方面の仕事ができるな、と思うところもあり、とりあえずは応援することにしました。
塾に通わせるために方向性を決めなければいけなかったので、「じゃあその仕事をやるにはどんなことができないといけないのかな?」「どんな資格が必要かな?」「どんな大学に行ってどんなことを勉強すればいいかな?」などと言って調べさせようとしましたが、一向に調べる気配がありません(自分で書いてみて思いましたが、本当にウザい母親でした・・・)。
あれだけスマホを使い慣れているのに、調べ方がわからない、学部とか授業の内容がわからない、と言います。
・・・まぁそれはそうかもしれない。どの学部でどんなことが学べるか、難しい言葉とか並んでいればすぐにはわからないかもしれない。
実際、ゲームクリエイターになるのなら、大学よりも専門学校へ行った方が近道ではあります。それなのに大学を探すというのは、ちょっと難しいことなのかもしれません。
それでもあえて大学に進ませようとするのは、大学卒業後の選択肢を増やしたいという私の思いのためです。それは娘に話し、娘も納得していたはずでした。
でも・・・英語の単語がわからなければ辞書を引くように、その言葉がわからなければ、その言葉を調べればいいのでは?
本気で夢を叶えたいと思えば、それくらい自分で調べると思います。というより、そうでなければ夢は叶わないだろうと思います。
きちんと調べて専門学校に行くと言うのであれば私も考えたのですが、その時の娘は専門学校へ行きたいとは言いませんでした。よくよく考えれば、私が大学にこだわっているので娘としては言いたくても言えなかったのでしょう。言ったとしても私が認めなかったかもしれません。
私は自分が大学へ進学したくても家庭の事情で断念しました。だからどうしても大学へのこだわりを捨てられないでいるのです。大学へ行けば、もし夢が叶わなかったとしても、他の仕事に就くこともできると考えていました。
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なんて、夢を追うのに保険をかけていれば、叶う夢も叶うはずありませんよね。応援すると言いながら、結局のところ私は娘を心底信じていなかったのです。娘にとって本当に幸せな道とはなんなのか。自分で選択する自由を奪ってしまっては、もはや夢など見たくても見れません。
そんなことに気付きもしなかったその時の私は自分で大学と学部を調べ、どんなことが勉強できるかなど大学の特徴をまとめて娘に選ばせました。そして塾で数学を強化することにしました。
高校に入ったばかりでそんなに急がなくても、と思われるかもしれませんが、娘の学年の子達は最後のセンター試験を受ける学年です。
もし浪人となった時、変更になった試験に対応できなければ、国公立大学へ進学することはかなり厳しくなります。センター試験が変われば私立大学の試験も変わってくると思うので、とにかくストレートで合格することが必須だと思っていました。
うちは母子家庭なので、できれば国公立へ進んでほしかったし、それ以前に中学の半分は通学できなかったので、勉強の遅れを取り戻す必要がありました。
結局、学校にまともに通えなくなってしまったので、入った塾も2ヵ月ほどで辞めることになってしまいましたが・・・
先日、東大が2020年度から始まる大学入学共通テストで、英語に導入される民間試験を合否判定に使わない方針であることをニュースで知りました。
いろいろ危惧していたけれど、未来は刻一刻と変わっていくのですね。
そして娘の夢もまた、変わっていったのです。
本物の夢に出会って実現する日まで~デザイナーという仕事~へ続く