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2018年11月14日、右胸の全摘出手術・同時再建手術のため入院しました。
部分切除のため4月の終わりに入院していた私は、前回入院した経験を活かし、入院準備も落ち着いてすることができました。
でもこれから入院準備をされる方は初めてのことであり、何よりも自分が乳がんだったことにショックも大きく、とても入院の準備まで気持ちが追いつかないのではないかと思います。
今回は2度の入院経験から、私が必要な持ち物を安く効率的に用意した方法と、入院中に便利だと思ったものについてまとめますので、お役立ちいただければ幸いです。
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私が乳がんの手術入院で必要なものを安く揃えた方法!
入院時に必要なものは、病院から書類などで案内があります。
そこに書いてあるものの中には、病院の売店で購入できる物も多いのですが、他で購入した方が安い物もあります。
入院・手術をするとなるとお金もかかるので、準備にかかる費用は少しでも安く抑えたいですよね。
入院に必要な物、その揃え方について、まとめてみました。
乳がんの手術入院でいるものは?
病院によって必要と言われるものは多少違いはあるかもしれませんが、私が病院から用意するように案内されたものは次の物です。
- バスタオル 1~2枚
- フェイスタオル 3~4枚
- お茶用コップ(割れないもの)
- 寝衣(パジャマ)
- 下着
- 洗面用具
- ティッシュ
- テレビ用イヤホン
- 滑りにくい履物(スリッパ不可、踵のあるもの)
1回目の入院の時は箸とスプーン(大・小)が持ち物にありましたが、衛生面の問題か病院で使い捨ての物を用意してくれるようになりました。
ただ私は利き手が右なので、右胸の手術後すぐの食事ではスプーンがないと不便な時があり、スプーンが付いていない時は持って行ったスプーンを使っていました。
履物は転倒防止のため、スリッパではなく踵のあるスニーカーのようなもの、と言われました。
ティッシュは何かと使うので、箱で持って行った方がいいと思います。
上記の寝衣・タオル・日用品は1日数百円(400円以下)でレンタルできるので、入院されるほとんどの方が利用されています。
入院・手術等にかかる費用や、着替えを用意する家族の負担を考えると、レンタルする方がずっと楽です。
自分が乳がんで、これからその手術や治療をしていかなくてはいけない時、正直入院準備のことを考えるのは苦痛かもしれません。
レンタルを利用すれば入院準備に追われることなく、自分の気持ちと向き合う時間をその分取ることが出来ます。
でも、私は暗い気持ちになってしまうことが嫌でした。
せめて身の回りの物は自分の選んだ物にしたい、という思いで自分で用意することにしたのですが、本当は忙しくすることでいろいろ考えてしまうことから逃げていたのかもしれません。
私が手術について悩んでいた頃のことを次の記事で書いていますので、もしよろしければご覧ください。
乳がんの手術は部分切除か全摘出か- 前開きの肌着(長袖以外) 2枚
- 腹帯 2枚(再建手術をする場合は不要)
- 吸い飲みかストロー付きのコップ
- テープ式のおむつ(乳腺・甲状腺・ヘルニア用) 1枚
次に乳がんの手術をする場合、必要になるものです。
前開きの肌着は、入院中や退院後診察に通院する時にも使います。
病院からは2枚と言われましたが、洗濯のことを考えて3枚用意しました。
総合病院などの場合、入院に必要な物はほぼ病院の売店で揃えることができるので、忘れてしまったものがあっても心配はいりません。
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必要なものの中で安く揃えられるものは?
入院に必要なものの中で、自分で用意した方が安いものは次の物です。
- 前開きの肌着(長袖以外)
- お茶用コップ(割れないもの)
- 吸い飲みかストロー付きのコップ
- テレビ用イヤホン
前開きの肌着は、1回目の入院の時はAmazonパントリーで購入しました。
(AmazonパントリーはAmazonプライム会員向けのサービスで、食品・日用品など毎日使うものを必要な分だけ注文し、1箱にまとめて受け取れるサービスです。)
でも部分切除手術を受けて退院した時、もう前開きの肌着は使わないからと病理検査の結果を待たずに処分してしまいました。
それだけ部分切除で大丈夫だろうと言っていた先生を、信じていたからでした。
その後検査の結果で全摘出しなくてはいけないとわかった時、私は乳がんを告知された時よりも動揺しました。
その話はちょっと長くなってしまうので、よろしければ次の記事をご覧ください。
乳がん病理検査の結果で告げられた再手術話を戻して・・・
前開きの肌着は前回と同じようにパントリーで購入しようと思っていたのですが、現在は取り扱いがないようでした。
私はAmazonで1番安い物を購入しました。
楽天市場でも同じ物が安く売っていますが、送料がかかりますので、金額としては大した差はありませんでした。
お茶用コップ、ストロー付きのコップ、テレビ用イヤホンは100円ショップで用意しました。
コップ類は割れないもので用意する必要があったので、プラスチック製のものを選びました。
100円ショップにはストローをさせる蓋付きのプラスチック製コップがあるので、家にあるストローをさすだけで使えます。
テレビ用イヤホンは、コードの長さが約3mある物を購入しました。
寝ながらテレビを見ることもあるので、コードは長い方が安心です。
余談ですが、私の入院中に談話室の壁に貼ってある、病院のレンタル品の見本の写真を見た娘は・・・
私の持ち物の一部は、病院のレンタル品と同じようでした(^_^;)
病院の売店で揃えた方がいいものは?
病院の売店で購入するもののほとんどは、割高になっています。
それでも病院で揃えた方がいいものは次の物です。
- 腹帯(再建手術をする場合は不要)
- テープ式のおむつ(乳腺・甲状腺・ヘルニア用)
腹帯は1回目の入院(部分切除手術)で必要で、どこで購入すればいいかわからなかったため、病院で購入することにしました。
病院で購入する場合は試着させてもらえるかもしれないので、入院1日目(手術日の前日)に看護師さんに相談してみてください。
また、テープ式のおむつは、手術で尿道カテーテルをしている間必要になるだけなので、1枚だけで販売されている病院の売店で購入する方が良いと思います。
腹帯・テープ式のおむつは薬局などにあるかもしれませんが、間違ったものを購入してしまう恐れがあることと、おむつはバラで販売されていないのではないか、と考えたので、調べませんでした。
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乳がんの手術入院であると便利なものは?
入院で用意するものの中にはないけれど、あると便利なものがあります。
調べてみると便利なものについて書いてくれているサイトがあったので、1回目の入院ではそのサイトを参考に用意しました。
入院も2回目となると、快適に過ごすための物を追加で用意することが出来ました。
入院中、便利だったものについてまとめてみました。
事前に調べて持って行った便利グッズ
事前に調べて持って行ったもので、役立った、便利だった物は次の物です。
- カーディガン
- 筆記用具
- 付箋
- ウェットティッシュ
カーディガンは病室が寒い時などの体温調節に役立ちました。
また入院中は診察に行くこともあるため、カーディガンなど羽織れるものがあるのは便利です。
私は売店に買い物に行く時などにも着ていました。
入院時に提出する書類などに不備があったり、ちょっとメモを取る時のために筆記用具は用意しておいた方がいいです。
家族に必要な物をお願いする際も、筆記用具や付箋があると助かります。
特に付箋が必要になるのは、病室から出掛ける時です。
術後は少しでも体を動かすように促されることもあり、病室を離れることもよくあるので、自分の居場所を看護師さんに知らせるために役立ちます。
1回目の入院は部分切除手術で、痛みも全摘出・同時再建手術の時よりも少なかったため、私はかなり病室から出歩いていました。
検温や先生の(突然の)診察時などに病室にいなかった時、何度か看護師さんに迎えに来てもらっていました。
ただ2回目の入院で使った付箋はクラフト紙だったので、看護師さんに付箋に気付いてもらえず、迷惑をかけてしまいました。
付箋は普通のカラフルな物を用意することをお勧めします(^_^;)
ウェットティッシュは2回目の入院時に役立ちました。
全摘出・同時再建は痛みが強かったため、ちょっと手が汚れてしまった場合に洗いに行く元気がありませんでした。
机を汚してしまった場合にもさっと拭けるので、ウェットティッシュはかなり使いました。
2回目の入院で持って行った便利グッズ
1回目の入院で持ってきておけばよかった、と思った物がありました。
また、1回目の入院では痛みもあまり気にならなかったため、手持ち無沙汰になってしまうことが多かった覚えがありました。
なので2回目の入院では、自由な時間を有効に使うための物も持って行くことにしました。
1回目の入院で必要と感じ、2回目の入院で私が持って行って便利だった物は次の物です。
- 食器用洗剤(タレビンに入れて)
- スプーン
- 本・雑誌
- タブレット用キーボード
まず食器用洗剤です。
1回目の入院では箸とスプーンを持参しなければいけなかったので、洗う時に洗剤がなくて困ってしまいました。
そんな時、母がタレビン(お弁当用醤油差し)に入れて持って来てくれ、本当に助かりました。
2回目の入院では、しっかり用意して持って行きました。
入院した日はメイクもしていたので、クレンジングもタレビンに入れて持って行ったりと、タレビンは結構使いみちがあるなぁ、と思いました。
スプーンは2回目の入院では念の為持って行ったのですが、食事にスプーンが付いていなかった時や手が使いにくい時に使っていました。
本や雑誌は入院中の暇な時間に読むために、持って行く人も多いと思いますが、痛みの強い時は本を持つことも大変でした。
痛み止めを飲んでも、痛みの余韻でなかなか本を読む気にはなれませんでした。
かと言ってずっと寝ていると腰が痛いので、昼間はベッドの頭側を起こして寄りかかるようにして休んでいました。
そんな時ふと思い立って、ベッドテーブル(サイドテーブル)を自分の正面に移動してその上にスマホを置き、持って来ていたタブレット用キーボードを太ももの上に置いて、入力してみました。
スマホを手に持ってフリック入力するのは、ドレーンが入っていて痛みのある身体には負担が大きいのですが、タブレット用キーボードをその体勢で使うと、無理なくスマホに入力することが出来ました。
私は入院中のことを記録としてスマホのメモ帳に入力しようと思い、キーボードを持って行ったのですが、こんなに役立つとは思っていませんでした。
嬉しくなって、用もないのに家族にLINEを送ったほどです。
キーボードはできればワイヤレス、Bluetoothのものの方が、無理のない体勢で使用できると思います。
私が持って行ったBluetoothのタブレット用キーボードは、マイクロソフトの「Universal Mobile Keyboard P2Z-00051」でした。
型が古いものなので、Amazonではカラーによって新品に在庫がないものがあり、楽天には取り扱いがありませんでした。
実は人から借りて持って行ったものですが、一度Bluetoothの設定をすれば、カバーの開閉だけで接続のON・OFFを切り換えられ、カバーの内側にスマホを立てられる溝があります。
この入力のしやすさは、日頃からパソコンを使う人であれば癖になると思います。
私は再建手術をしているため、エキスパンダーをシリコンに入れ替えるため、もう一度入院します。
その時は自分で買った物を持って行こうと思っているので、金額についてはちょっと悩んでいます。
私がリーズナブルなもので検討しているのは、次の物です。
【Logicool(ロジクール)Bluetooth ワイヤレスキーボード K380】
丸型のキーが特徴ですが、使いやすく誤入力を防ぐのに効率的だそうです。
スマホやタブレットを立て掛けるところがないので、別途用意する必要があります。
【Anker(アンカー) ウルトラスリム Bluetooth ワイヤレスキーボード】
こちらもスマホ等を立て掛けるものが必要です。
コンパクトで非常に軽量で、キーボード入力にも安定感があるそうです。
次の入院までまだ時間があるので、ゆっくり検討しようと思っています。
追記:結局3回目の入院ではキーボードは購入しなかったのですが、その後パソコンが故障したりで必要になったため、Ewinの折りたたみ式ワイヤレスキーボードを購入しました。
お手頃な金額のうえ入力もしやすいし、スタンドも付いているので私としては大満足でした。
折りたたみ式で持ち運びもしやすいので、おすすめです(*^^*)
私があまり必要と感じなかったもの
病院から必要と言われていたもの、事前にいろいろ調べて持って行ったものの中には、ほとんど使わなかったものがありました。
私が受けたのは部分切除手術、全摘出・同時再建手術で、腋窩リンパ節郭清はなく、抗ガン剤治療は受けていません。
どんな手術をするか、どんな治療をするかによって痛みの状態や体調に違いがあるので、私が必要ないと思ったものでも必要になるものもあると思います。
この部分は参考程度にご覧いただければと思います。
私があまり必要と感じなかったものは次の物です。
- バスタオル
- ストロー付きのコップ
- 小さいバッグ・ポーチ
バスタオルは入浴時や枕にかけるために使用したり、手術した側の腕を高くしておくために使用します。
でも私は入浴時にはフェイスタオルを使い、その他にもバスタオルは使いませんでした。
便利に使おうという発想もなかったので、他にもっと使いみちはあったかもしれません・・・
ストロー付きのコップは、手術後にたった1度使っただけでした。
痛みで起き上がるのもやっとだった時もありましたが、コップを洗ったり飲み物を用意すること自体が億劫でした(看護師さんにはお願いしませんでした)。
ストローだけを用意して、蓋付きのコップは買わなくてもよかったんじゃないか、と思っています。
ただ、痛みや治療の内容は人それぞれ違うため、初めて手術入院される場合は用意して行った方が安心です。
診察や売店などへのちょっとした買い物で病室から出る時、小さいバッグ、特に肩からかけるポーチが便利と書いてあるサイトがありました。
持って行っていれば確かに便利だったかもしれませんが、持って行かなかったことと、ドレーンが付いている状態で肩からかけて、更にバッグを開閉して物を取り出す動作をする、というのが、痛みを考えると難しいように感じます。
もし持って行かれる場合は、チャックのものじゃない開けやすいバッグやポーチにされると良いと思います。
最後に
今回は私が乳がんの手術入院で、必要な持ち物を安く効率的に用意した方法と、入院中に便利だと思ったものなどについてまとめました。
手術後に使用するブラジャーについては次の記事で書いていますので、参考にご覧いただければと思います。
手術や治療の内容や痛みの感じ方は人それぞれ違いますし、病院での過ごし方も人それぞれだと思います。
これからの入院・手術・治療を思うと、とても入院準備のことを落ち着いて考えられない方も多いと思いますが、少しでも参考にしていただければ嬉しいです。
また必要なものにはあえて上げていませんが、スマホや携帯電話を持っている方はきっと持って行かれると思います。
充電器やイヤホンを忘れてしまう方も割といらっしゃいますので、お気をつけください(*^^*)