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病院で最初の検査を受けてから約2週間後、総合病院へ再検査に行きました。
最初の検査については次の記事で書いていますので、よろしければご覧ください。
胸の痛みでしこりが見つかってから細胞診検査を受けるまで右胸に腫れが見つかってから、この時点で1ヵ月経過していました。
今回は総合病院での再検査と、乳がんと告知され、治療方針の説明を受けた時のことについて書きました。
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総合病院での再検査と先生の説明
総合病院でも、超音波とマンモグラフィーの検査を受けました。
マンモグラフィーの検査は1年あけてからじゃないといけないというような話を聞いたばかりだったので、そんなに何回も受けていいのかと変なところで不安になりながら、それぞれの検査を終え、診察となりました。
先生は、細胞診検査ではっきりわからなかった場合は、「乳管内乳頭腫」か「非浸潤性乳管がん」のどちらかだ、と図を描いて説明してくれました。
乳管の断面図にどのようにガンができているか、また後日受ける組織診検査でどう組織を取るかを図とともに詳しく説明してくれ、ここでもまた多分大丈夫だろうと言われました。
大丈夫、という2人の医師からの言葉に安心したわけではありませんが、私は落ち着いて話を聞き、どちらかであるなら早くはっきりさせたいと思いました。
組織診検査
初めての組織診検査
総合病院の初検査・診察から約2週間後に、組織診検査を受けました。
今度は太い針を刺して組織を取るため、胸に麻酔をしました。
手術室でするとも思ってはいなかったのですが、普通の診察室で処置をしたのでちょっと驚きました。
針を刺すときにぐりぐりと押し込んでいるのを感じ、その後、バチン、と切っている音と一緒に少しの衝撃がありました。
麻酔をしているので痛みはありませんでしたが、違和感というか、何かをされている感覚はありました。
針を2ヵ所から刺して組織を取り、止血をして大きなベージュのテープを胸に貼り処置は終わりました。
処置後の痛み
テープを貼ってすぐに針を刺した部分に痛みが出たので、様子を見るために30分ほど待つように言われました。
待っている間もひどい痛みではないのですが、少し痛みは続いていました。
再び呼ばれて診てもらいましたが、出血等も問題なかったので抗生物質と痛み止めを処方してもらい、病院を後にしました。
検査結果が出るまでの間、私は落ち着いて普通通りの生活を送りました。
もし仮に癌だったとしても、非浸潤(転移していない)なのだから手術をすれば大丈夫ということもあったし、心のどこかではきっと癌じゃないと思っていたこともありました。
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乳がんの告知と治療方針の説明
あっさりとした告知
後日検査結果を聞きに行くと、結構あっさりと「非浸潤性乳管がん」と告げられました。
告知をするというのは先生も嫌だろうし、サバサバとしている私の精神状態を見て話したのだと思うのでそれ程気にしていないのですが、後から思い返してみるとあれ程あっさり話すものなのか疑問ではあります。
他の人にはどう告知しているのでしょうか?
実際私も、あらまあやっぱり、位の反応だったので、先生もその後の説明をしやすかったと思います。
治療・手術方針の説明
先生は、今非浸潤性の癌は手術をしない方が良いという論文があること、でも今の医学では手術をすることが最善と勧めていること、非浸潤性なので、切除してしまえば根治するということを説明してくれました。
最初の検査で、今回検査したしこりのある乳管に、右腕の方向へあと3つほど小さなしこりがあることもわかっていたので、癌だった場合そのしこりも一緒に切除することも聞いていましたが、再度そのことと、リンパ節も一部切り取って病理検査をすると言われました。
少し前美容院で、お金を持っていたり高学歴の人ほど手術を受けずまだ認められていない最新の治療法などを行って、命を落としているという週刊誌の記事を読んでいたこともあり、先生の仰ることは納得できました。
先生から組織診検査の際、部分切除であればその後1ヵ月放射線治療を行うこと、全摘であれば同時再建手術を行って、何回か病院へは通うことになることを聞いていた私は、全摘して下さい、とお願いしました。
私が全摘出手術を望む理由
全摘をしたいと思ったのは、子供や仕事のことを考えると毎日病院へ通うことが大変だということもありましたが、一番の理由は他にありました。
私は右胸の内側の上の辺り、20代の頃初めて乳がんを疑った場所が今でもずっと痛みます。
最近は特に強く痛む時もあり、仕事中に痛みのために手を止めることもあるくらいです。それに右胸のちょうど裏側に当たる背中の部分が以前からずっと痛むことも、気になっていました。
先生には生理で痛みがなくなるものはホルモンバランスのせいだから癌じゃないと言われていましたが、他の部分にも癌があるのではないかと不安を抱えて生きていくより、いっその事全部切ってしまいたいと思ったのです。
ちょうど乳がんで全摘をした麻倉未稀さんの密着番組を見たばかりでその大変さはわかっていました。
でも再建手術をした方が胸が変形するより良いと思えたのも事実です。
私の言葉を聞いて、「そんな乱暴なことを言ってはいけない」と少し怒ったように先生は言いました。
胸を全摘するということはそんな簡単なことじゃない、と。
だからでしょうか。
乳がんだとわかってから、母親と乳がんの手術をした母親の友人からしきりにセカンドオピニオンを勧められ、また会社で部長に報告した時にもセカンドオピニオンは大切だと言われましたが、私はこの先生を信じてお願いしたいと思いました。
最終的な治療方針を決めるこためMRIの予約をして、その日の診察は終わりました。
この続きは次の記事で書いていますので、よろしければご覧ください。
乳がんになって初めて受けたMRIと手術・入院日を決めるまで