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和牛はボケの水田信二さんと、ツッコミの川西賢志郎さんからなるコンビです。
和牛といえば彼氏役の水田が彼女役の川西を振り回すネタが代表作として有名です。
M-1グランプリでは5年連続決勝に進出するなど、若手の実力派漫才師としても知られていますよね。
今回はそんな和牛の魅力が存分に詰まった和牛ファンおすすめのネタ「ウェディングプランナー」と「服屋の店員が苦手」を紹介します。
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漫才の実力がわかる!和牛のおすすめネタ①「ウェディングプランナー」
まず紹介したいのがM-1グランプリ2017でも披露した「ウェディングプランナー」。
水田さんがウェディングプランナーという仕事に憧れを抱き、川西さんが新婦役として一緒に披露宴のプランを練るというネタです。
このネタで注目してほしいポイントは水田さんの演技力と川西さんの間の開け方、そして怒涛の伏線回収です!
水田さんはこのネタでウェディングプランナー役と新郎役を演じます。
一人二役を演じられるのは、演技力がある水田さんだからこそではないでしょうか。
また、川西さんは水田さんの勝手な行動に困惑するものの、すぐに状況を察知して新婦役を引き受け進めていきます。
水田さんの言ったことにただツッコむのではなく、時々間を少し開けてツッコみます。
その間が絶妙にリアルで笑いを誘います!
最初は披露宴のプランで「普通ではないこと」を提案されます。
川西さんはそれを1つ1つ丁寧に訂正。
しかし、披露宴本番では全て水田さんが提案した演出が採用されており、川西さんは翻弄されながらも披露宴をやりきります。
この伏線回収こそが、このネタの1番面白い部分です。
普通の漫才師であれば、ただウェディングプランナーがおかしなことを言って、新婦役が延々とツッコミ続けるネタを考えると思います。
和牛はウェディングプランナーの言葉をネタの前半に伏線として置き、それを後半部分で回収していきます。
このネタの構成こそがほかの漫才師が真似できない実力です。
このネタはお互いの掛け合いが重要になってくるため、何度見ても後半の追い上げにドキドキさせられます。
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漫才の実力がわかる!和牛のおすすめネタ②「服屋の店員が苦手」
和牛の人気のネタは川西さんが女役で進んでいくものが多いです。
しかし、水田さんが屁理屈を言う漫才もあります。
その代表作が第44回NHK上方漫才コンテストの決勝で披露された「服屋の店員が苦手」というネタです。
題名の通り水田さんは積極的に話しかけてくる服屋の店員が苦手だと言います。
でも川西さんは、「確かに苦手だけどそんな人ばかりではない」と否定します。
丁寧に接客をしてくれる店員さんを川西さんが演じ、お客さんとして来た水田さんを接客する。
このネタはずっと水田さんがネチネチと文句を言うネタですが、水田さんの言う屁理屈は聞いていて少し納得してしまう部分があります。
よくアパレル店員は服のことを「アイテム」といいますよね。
水田さんはそれをずっと疑問に思っていて、アイテムと言われたら「冒険に行くわけじゃないのに」と主張。
水田さんは1つ1つの言葉に敏感で、普段人が気付かないような所も発見します。
こんなことを言える人はなかなかいないため、水田さんなりの視点には驚かされます。
水田さんの性格を存分に活かしたネタだからこそ、ファンにも人気があるのではないでしょうか。
また「ウェディングプランナー」の時と同じく、川西さんのツッコミは間が絶妙です。
本当に服屋の店員とお客さんが会話をしている時の間の取り方をしますが、時々間を変えてツッコミます。
和牛の演技力はほかのコンビよりずば抜けて上手ですが、ただ演技力があってネタをしているわけでなく、間を変えることで観ている人が笑いやすい箇所を作っています。
お客さんの笑いどころを作ることで、和牛独自の雰囲気を醸し出します。
この間の取り方は漫才師の中でも実力があるコンビでないと、見ている人に違和感を与え、笑いどころにはなりません。
見ている人も「ここだ」と思う間でツッコミを入れることで、ツッコミの基本である見ている人の代弁者になれるのではないでしょうか。
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和牛の漫才の魅力
和牛は今、吉本で最もチケットを取るのが難しいコンビとも言われています。
なぜ劇場に行ってまで漫才を見たくなる人が多いのでしょうか。
それは1つのネタでも様々なパターンがあるからです。
例えば「シンデレラ」というネタをする場合、「シンデレラ」だけで10分間漫才をするパターンと、「口裂け女」というネタを組み合わせて漫才をするパターンなどがあります。
また和牛の漫才は賞レースでやるカチッとした漫才を劇場でやるのではなく、アドリブを所々に入れた漫才をします。
普段のネタ中には滅多に笑わない川西さんも、アドリブの時になると後ろを向いて笑いをこらえています。
アドリブは本来予定していた道を脱線して即興で会話をし、見ている人を笑わせなければなりません。
実力のある和牛だからこそ、アドリブを少し入れたぐらいでは脱線してグダグダになるようなことはありません。
お互いがお互いを信頼しているからこそできることであり、漫才の中でも和牛のコンビ愛が見て取れます。
和牛が心から楽しんで1つ1つの漫才に取り組んでいる姿は、見ているこちらも楽しい気持ちになります。
このように同じネタでも毎回パターンを変えたり、アドリブを入れたりすることで飽きさせない工夫が和牛の魅力ですね。
和牛のネタ作りやコンビ名の由来はこちら!
和牛のネタ作り担当はどっち!?作り方も変化した最強の芸風はこうしてできた!和牛のコンビ名の由来と結成日や結成秘話についてもまとめてみた和牛のおすすめネタのまとめ
- 「ウェディングプランナー」は前半の伏線を後半で回収していく和牛ならではの実力がわかるネタ
- 「服屋の店員が苦手」は川西さんのツッコミとしての実力がわかるネタ
- 劇場でネタをするときは実力のある和牛だからこそできるアドリブを入れることが魅力
和牛の漫才は常に進化を遂げています。
それを感じることが出来るのは、やはり劇場に足を運んで生の漫才を見た時です。
ここで紹介しきれてないネタで、素敵なネタはたくさん存在しています。
自粛中で外に出れない分、和牛の漫才の動画を見て素敵なおうち時間を送ってほしいと思います。