ぺこぱの全肯定ツッコミの優しいネタは2人の思いやりから生まれた!

M-1グランプリ2019で惜しくも3位となったぺこぱですが、その全肯定漫才、多様性漫才とも言われる新しいネタが話題となり人気急上昇中です!

このツッコまない優しいネタ、実は松陰寺太勇さんとシュウペイさんのお互いへの思いやりがなければ生まれなかったと私は思っています。

今回はぺこぱの全肯定ツッコミが生まれたエピソードについてまとめてみました。

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ぺこぱの優しい全肯定ツッコミネタが生まれるまで

ぺこぱの結成は2008年(Wikiによると4月30日)。

バイト先の先輩・後輩ということから、コンビ名「先輩✕後輩」として活動を開始します。

これまでの流れを簡単にまとめると、次のとおりです。

略歴ネタツッコミボケ
2008年
4月30日
結成・コンビ名
「先輩✕後輩」
時事漫才松陰寺シュウペイ
2009年ボーイズラブ漫才
2010年ヒップホップ漫才松陰寺
 ↓
シュウペイ
シュウペイ
 ↓
松陰寺
???松陰寺シュウペイ
2013年「ぺこぱ」へ
改名(9月)
教師(松陰寺)
の漫才
2014年末松陰寺 着物・
ローラーシューズ
キザ芸人シュウペイ松陰寺
2018年
11月6日
M-1 2018
準々決勝進出
全肯定漫才の
原型
松陰寺シュウペイ
2019年
1月1日
おもしろ荘
優勝
2019年
12月22日
M-1 2019
決勝進出第3位
松陰寺 スーツ
現在の
全肯定漫才

以前調べた時には2009年7月頃にはシュウペイさんもツッコミを担当するようになったという情報があったのですが、松陰寺さんはインタビューで

結成3年目くらいで一度ボケとツッコミを入れ替えたんです。

引用元:QJWeb

と言っているので、本格的にシュウペイさんがツッコミを担当するようになったのは2010年頃なのでしょう。

私が見たヒップホップ漫才では松陰寺さんがツッコミをしていたので、その後のネタから変更したのかもしれません。

時期ははっきりとわかりませんが、しばらくしてツッコミを松陰寺さんへ戻したりと、計4回担当を入れ替えていたそうです。

ボケとツッコミを4回も入れ替え、現在の形に落ち着いたそう

引用元:Sponichi Annex

ネタは時事ネタを斬る漫才やボーイズラブ漫才、ヒップホップ漫才など「人と違うことをやる」ことを模索してきたぺこぱ。

WAHAHA本舗主宰の喰始さんからアドバイスを受けて松陰寺さんが着物を着るようになり、キザ芸人としてローラーシューズで舞台を走り回るネタをやっていたのはつい最近の2019年のことです。

ぺこぱの今までのネタについて詳しくはこちら
   ↓   ↓   ↓

ぺこぱ(芸人)のネタはキザ!?新しい芸風を動画から調査してみた!

現在の全肯定ツッコミにたどり着くまで試行錯誤の繰り返しでしたが、最終的にはお互いへの思いやりが今の形を作っていたのだと私は思います。

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ぺこぱの優しい全肯定ツッコミネタが生まれた理由

ぺこぱの全肯定ツッコミネタが生まれた理由は、

笑いを生むために「ボケてツッコむ」をさらに裏切りたいってことで行き着いたスタイルであって、優しさ先行では別にないんですよ。

引用元:QJWeb

と松陰寺さんが言うように、「ボケてツッコむ」を更に裏切りたいと行き着いたスタイルでした。

いい人と言われるぺこぱの2人も、昔は売れてる芸人さんをひがんで悪口を言っていた頃もあったそうです。

売れないことを事務所のせいにしている先輩芸人を見て、「人のせいにしているうちは絶対ダメだ」と思うようになってから、「自分を責める」という発想が出てきたと松陰寺さんは言います。

その後渋谷区でLGBTの女性同士が入籍したというニュースからヒントを得て、「いや女同士が結婚したっていいじゃないか!」というツッコミが生まれ。

お客さんの予想を更に裏切りたいと言った

いやおかしいだろ・・・って言ってる俺はなんなんだ!

というセリフで今までにないウケ方をしたことで、それを追求していったら現在の形になったと言う松陰寺さん。

それでもお互いへの思いやりがなければこの形にはならなかったと私が思うのは、こんなエピソードがあるからなんです。

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松陰寺太勇さんのシュウペイさんへの思いやり

シュウペイさんがネタを覚えられなかったことから、

「俺が変なことをやるから、お前はただそれを注意してくれればいいから」って。

引用元:QJWeb

と結成3年目くらいにツッコミが松陰寺さんからシュウペイさんに代わりました。

でもシュウペイさんがツッコむと、舞台袖では仲間の芸人さんたちが嫌な笑い方で笑ったそうです。

シュウペイさんの性格を知っている人たちなので、違和感があったのだろうとシュウペイさんも言っていました。

こんなやつにツッコミをやらせるなんて無理があるし、やっぱ嘘はダメだなと反省し、もう一度ボケとツッコミを入れ替えました。

引用元:QJWeb

お笑いのこともわからず、お笑い番組すら見ないシュウペイさんに無理をさせたことを反省した松陰寺さんは、再度ツッコミを自分に戻しました。

嘘はダメと反省したと言っていますが、シュウペイさんの良さがみんなに伝わることを願っている松陰寺さんなので、私はシュウペイさんがそうじゃない笑いで笑われたことが嫌だったんじゃないかと思っています。

その後松陰寺さんが着物とローラーシューズで舞台を走り回る「キザ芸人」ネタでシュウペイさんはまたツッコミになりましたが、最後にはボケに戻っています。

「普段ツッコまないですから。どんだけ無理させてたか」

引用元:Sponichi Annex

と振り返る松陰寺さんのシュウペイさんへの言葉は、相方への愛と思いやりを感じずにはいられません!

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シュウペイさんの松陰寺太勇さんへの思いやり

ぺこぱというとどうしても松陰寺さんが目立ってしまいますが、それはシュウペイさんの松陰寺さんへの思いやりでもありました。

ただ、相方のキャラが濃いので、いかにそれを活かすかって考えたとき、僕は「消える」がいいんじゃないかと思って。横で相方がワーワー言ってるときにただ待ってるのは、一応そういう狙いもあったりします。

引用元:QJWeb

元ギャル男のシュウペイさんは、自分だって本当は目立ちたい人だと思います。

でもそれよりも松陰寺さんのキャラを活かすために「消える」ことを選べるなんて、これって愛ですよね!?

もちろん芸人さんなので、お客さんにどうしたら笑ってもらえるか追求していくものだとは思います。

だけど松陰寺さんはもちろん、シュウペイさんにもまた相方をもっとよく見せたいという思いがありました。

その思いが「全肯定ツッコミネタ」を作り、だからこそお客さんもその世界に深い温かさや優しさを感じるんじゃないかな、と私は思うんです。

さすがにあまりにも何もないのはと、シュウペイポーズが生まれたそうですが笑。

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ぺこぱの優しい全肯定ツッコミネタのまとめ

今回はぺこぱの全肯定ツッコミネタが生まれるまでと、生まれた本当の理由について思うところを書いてみました。

全肯定ツッコミネタはボケ・ツッコミを更に裏切りたいと突き詰めていって生まれたものです。

でもそれは松陰寺さんとシュウペイさんのお互いへの思いやりがあったからこそじゃないでしょうか?

ぺこぱはおもしろ荘で優勝したのに、前事務所がお笑い部門を閉鎖するなど大変な2019年でした。

その最後にM-1グランプリで決勝進出したことで、今年は大ブレイクの年と言ってもいいほどの注目を集めるぺこぱ。

今年の活躍が楽しみです!!

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