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4月29日入院5日目。
夜中に熱くてかなり汗をかいたので、看護師さんに言って熱を計ってもらうと、36.9度でした。
熱が上がってしまったと思ったら下がってきていたようで、それでも熱いならと看護師さんがアイスノンを持って来てくれたので、左脇に挟んで様子を見ました。
冷んやりと気持ちよくてほんの少し眠れたのですが、腰が痛くなってきてそれが原因で眠れなくなりました。
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病院では何度も寝たり起きたりの繰り返しで、なかなかぐっすり寝れる状態にはなりません。
7時の検温では36.8度で、熱が出たこの数日の中では1番低い体温でした。
先生の診立て通りだなぁ、と思いながらも、早く退院したいので、今日はスマホで動画を観るなどして大人しくすることにしました。
朝食が終わってしばらくした頃、先生が会社へ提出する診断書を持ってきてくれました。
「こんな書き方でいい?」と見せてくれた診断書には、5月7日から普通に就業できる、と書いてあったので、ありがとうございます、大丈夫です、と答えました。
27日に会社へ電話し、無事手術が終わり5月2日が退院予定なので、5月7日から出社できることを上司に報告していました。
先生から残業しても問題ないと言われたことを伝えると、上司から診断書に残業しても大丈夫だと書いてもらうように言われました。
先生に上司に言われた通りお願いはしたものの、先生は「ブラック企業に加担するようなことをしていいのかな?」と笑いながら言っていました。
渡された診断書には残業についての記載はなく、お医者さんとしてだけではなく、人としてそんなこと書けないよね・・・、と私は思いました。
上司はあまり考えないで思ったことをそのまま言っただけだと思います。もともとそういう人だということも知っているので、その時は笑ってお願いしておきます、と私も言いました。
4月から始まった新しい仕事の担当が私で、私が担当している仕事は部分的にしか引き継ぎをしていないこともあり、予定通り5月7日から出社できないとかなり迷惑をかけてしまうことはわかっていました。
だから上司もホッとしたのだと思います。
だとしても、少なからずその言葉に私への思いやりは感じられませんでした。
電話の最後でゆっくり休むように、とは言ってくれましたが・・・
私は今の会社に契約社員として入社し、3年かけてやっと正社員になって、今までの私の人生では考えられないようなボーナスをもらえるようになりました。
でも、私は自分の病気がわかってから、定年までずっとこの会社で働き続けるということに疑問を感じていました。
今回のことで、私の中で答えが出た気がしました。
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先生の診察で、退院日は4月30日でも5月1日でも2日でもいつでもいいと言われました。
私が決めていい、と言われちょっと考えましたが、不安になったので念のため確認しました。
「明日退院して体の方は大丈夫なのでしょうか?」
全然問題ないが、もし傷口が腫れたり出血したらすぐに連絡するように言われました。
5月1日、2日は弟が仕事のため、迎えに来れないと言われていました。
重い物は3週間持ってはいけないと止められていることを考えると、1人で退院するのは厳しいと思いました。
4月30日に退院することを決めると、少し荷物の片付けをし、また動画を観てゆっくり過ごしました。
家に帰ったらやりたいことがたくさんありました。
こんな風にのんびり体を休めていられるのも、今日が最後になるでしょう。
先生もそれがわかっていたから私に退院日を決めさせてくれたのかもしれません。
その日の夜、同室の女性と少し話す機会がありました。
昨日病室に来た時に挨拶はしていたものの、昼間挨拶をしたくらいで会話らしい会話はこの時が初めてでした。
消灯が21時なので、ベッドの灯りをいつまで点けていて良いか、お互いに確認しました。
夜何度もトイレに行くため電気を点けることを気にされていたので、全く気にしていないことを伝えました。
とても気さくな方で、せっかく話せるようになったのに、明日退院するのが少し残念に思えました。