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前回は初めてMRI検査を受けたことを書きました。
乳がんになって初めて受けたMRIと手術・入院日を決めるまでMRI検査を受けてから約4ヵ月後の翌年の3月下旬、手術入院前検査を受けました。
検査まで4ヵ月も間が空いていたので、診察前に検査を終わらせておかなくてはいけないことなどすっかり忘れていた私は、予約の15分前に病院に到着。受付で平謝りしました。
受付のお姉さんは、大丈夫ですよ、と優しく笑顔で言ってくれ、先に検査に行ってくるように促され、大急ぎでそれぞれの受付へと向かいました。
今回は、乳がんの手術の入院前検査の日のことを書きました。
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入院前検査と先生の診察
血液検査、尿検査、レントゲン、心電図、肺機能検査が終わって、20分ちょっと予約の時間より過ぎてしまいました。
診察までかなり待ちましたが、自分のせいなので大人しく待っていました(周りの人達の会話を聞いていると、どうもそれだけではないようでしたが・・・)。
検査結果と手術説明
診察室へ入ると、先生は開口一番に入院日のことを謝ってくれました。
私は検査のことも忘れていたのに、先生は私の事情までちゃんと覚えてくれていたんだな、とちょっと嬉しくもありました。
入院前検査の結果では手術を受けるのに問題はないとのことでしたが、貧血があるのでできれば手術前に治療してほしいと言われました。
改めて手術の説明がありました。
予定としては部分切除して今回検査で癌とわかったしこりと、そこからきれいに一直線に並んでいる3つのしこり(前回も書きましたが、だんご三兄弟です)を摘出して病理検査に回し、だんご三兄弟にもし癌が見つかったら全摘出になること、でも癌だとわからない内から全摘出するのはリスクがあるとのことでした。
私の考えるリスクとは癌が残ってしまうことなのですが、先生にとってのリスクは正常な部分まで切ってしまうことを言っているのだと感じました。
体の中を切る手術とは違うとはいえ、体の一部を切るのだから今後の生活への支障もないはずありません。
そう考えれば切る部分を最小限に抑えるのは、人道的なのかもしれません。
また説明の中で、部分切除した後、胸の形をきちんと整えてくれることを知りました。
もしかしたら聞いていたかもしれませんが、手術で切った部分は削られたような形になると思い込んでいたため、一応丸い形にはしてくれるのだとわかってほっとはしたのですが・・・
「もう少し胸が大きければいいのに、すみません」
と言う私に、先生は切除する部分は誰でも肉の薄い部分だから、大きさは関係ないんだと言いました。
切った部分をうまくつないで丸くなるようにデザインしなきゃいけないんですよ、とちょっと笑って言う先生に、よろしくお願いします、と私も笑って言いました。
先生は最後に「風邪ひかないようにね」と言ってくれました。
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入院の説明
入院に必要な物の説明
先生の診察が終わると、看護師さんから入院についての説明がありました。
まず最初の説明は書類の記入方法や用意されていた入院時のスケジュールではなく、子供や母が入院した時にはなかった入院セットというものの説明でした。
業者からレンタルするようですが、入院に必要なものがほとんど揃っていて、1日あたり400円弱と安いので楽でいいな、とは思いました。
でも一番印象的だったのは看護師さんのプッシュぶりで、必要な前開きの下着や腹帯など病院で買えるものなど、まるで押しの強い営業マンのように勧められて、病院もいろいろ大変なんだな、と思ってしまいました。
必要な書類と入院・手術当日についての説明
入院に必要な物の説明の後、必要な書類の説明、入院時のスケジュールについて説明がありました。
今院内感染がかなり問題になっているため、お見舞いに病室に入れるのは家族3人までで、入院時にその3人分の家族カードが渡されるそうで、そのカードがないと病室に入れない、退院時に返却するように、とのことでした。
また入院の日に手術の説明があるので誰か一緒に説明を聞いてもらわなければいけないこと、手術当日は付き添いが必要であることを聞きました。
先生からはもし都合がつかなければ手術の説明は私一人でいいと言われていたので、またここでも話に食い違いがあって、現場の営業と事務の間にあるような温度差を感じました(温度差、というのが正しい表現かわかりませんが)。
最後に看護師さんは中にいくつか仕切りのある書類ケースを持ってきて、そこへ書類をしまって渡してくれました。
糖尿病の母が入院する時にはもらっていないと思いますが、新たなサービスなのか、それともこういう病気だからなのか。
ケースの表には「私のカルテ」とテプラシールで貼ってあり、中の仕切りにもカルテ、とか検査結果、など貼ってありました。
「使いにくいって不評なんですよ。」と看護師さんは苦笑いしていました。
家族への説明
結局病院を出たのは18時近くになり、寄り道をして帰ったら家に着いたのは19時過ぎでした。
ちょうど妹が母に預けていた子供を迎えに来ていて弟も帰ってきていたので、今日の病院の説明と、入院時の手術説明と手術時に必要である付き添いをお願いしました。
母は持病もありいろいろお願いするのは難しいため、弟と妹に仕事を休むことをお願いするしかありませんでした。
もし離婚していなかったら、自分の旦那に頼むべきところなのでしょうが、残念ながらそういった人は私にはいません。
独り身の人はこういう時どうするのだろうか。
そう思うと家族のありがたみを痛感しました。
続きは次の記事で書いていますので、よろしければご覧ください。
乳がんと告知されてもショックを受けなかった理由