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乳がん部分切除後の痛み・体調の変化
入院6日目(手術から4日後)の午前中、無事退院しました。
手術の傷跡が痛いのはもちろんですが、入院中から退院後も別の場所が痛くなったり、弱っているため風邪を引いてしまったりと体調は変化していきます。
今まで入院中の状況を書いてきましたが、今回は手術後の痛みや体調の変化について経過を書きたいと思います。
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入院中の体調
手術直後は全身麻酔の影響もあり、夕方近くまでほとんど寝ていました。
意識がはっきりしてきて目が覚めると、やはり手術した部分はジンジンとした痛みがあり、我慢しようと思えばできそうでしたが、看護師さんに話すと痛み止めを勧められました。
痛み止めは15時の検温時と就寝前(消灯が21時なのでその頃だと思います)に点滴で投与され、痛み止めのおかげか傷の痛みで目が覚める、ということはありませんでした。
ただ、両足にはマッサージ器、左手には点滴、体には心電図の電極ががついていて、尿を出すためのチューブが入っていたりと自然に寝返りがうてなかったためか、腰の痛みに苦しみました。
傷跡よりも腰痛のために眠れなかったように思います。
始めは看護師さんに態勢を変える手伝いをしてもらっていましたが、耐えられなくて自分で真横になっていました。
それも右胸を手術しているため左側を下にするしかなく、その姿勢でも痛くなると最終的には真横にはなれなくても右側を向いていました。
傷跡を初めてみたのは手術の2日後でした。
足を洗おうとシャワー室へ入った時、中の鏡で見ることができました。
胸の形にさほど変形は感じられませんでした。
傷は乳輪下側の中心辺りから真下に向かって縦にあり、布を縫った時にしわが寄ってしまったような、波を打った状態になっていました。
縦の傷口の上に近い真ん中あたりがかなり黒ずんでいて、この色はいつ消えるのか、消えないこともあるのか少し気になっていましたが、看護師さんがみんなきれいな傷口だというので、目立たなくなることを信じていました。
退院2日後
退院する頃には傷の痛みもだいぶ和らいでいて、痛みが消えることはありませんでしたが、先生の言うように普通に生活はできると思えるくらいには回復していました。
心配した体力の低下もほとんど感じられず、やっと退院できたのだから、やりたいと思っていたことをやろうとちょこちょこ動いていました。
高い所へ右手を伸ばすと傷口が痛んだので、手を上げる時はそうっと動かすようにしていました。
それがいけなかったのか、退院して2日後に風邪を引いてしまいました。
自分では気付いていないところで体は少し弱っていたのかもしれません。入院前に引いた風邪がぶり返したのかもしれませんが。
これでは会社へ予定通り出社できなくなってしまうと、少し大人しくすることにしました。
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今までは怖くて体を洗うにも本当に軽くなでる程度にしか触れなかった傷口に、初めて直に触ってみました。
ボコボコはしていましたが、ボンドの影響か傷口は硬くてちょっとツルツルしていました。
さすがに傷口は触ると少し痛むので、その周りを押してみました。
じーんとした感覚はあるものの、痺れた足を触っているような、はっきり自分の体と認識できないような感覚でした。
切ってしまった部分があるから、もうここの感覚は戻らないのだろうな、と思いました。
傷口の黒ずみはその中に青があることがわかる位に薄くなりつつありました。しこりを染色した時の色なのだろう、と気付きました。
退院4日後
風邪は少し良くなりましたが、また腰が痛くなってきていました。
ずっとパソコンに向かっている仕事のせいかもともと腰痛持ちなので、ちょっとしたことがきっかけで痛くなってしまいます。
ここに来て今まで切った線が赤くなっている程度の傷だった、センチネルリンパ節生検をした腋の下の傷跡の周り2センチ位の範囲が黒ずんでいることに気付きました。
傷口は服が擦れなければそれ程痛みが気にならなかったのですが、その傷口から10センチほど後ろへ離れた背中の部分がなぜか痛み、更に腋に近い腕の内側に突っ張ったような痛みが出てきました。
強く揉むのも怖かったので、軽めにマッサージして腕の曲げ伸ばしをすると少し痛みが和らいだ気がしました。
退院1週間後・仕事復帰
退院後無理をしないようにしていたこともあり、体が少しなまっていました。
仕事はデスクワークなのでそれほど疲れは感じなかったものの、午後になると腰に少し痛みが出てきてしまいました。
ちょっと小走りすると傷に響いたので、急いでいても早歩き程度にとどめました。
その他仕事で痛みを感じることはほとんどなく、無事復帰初日を終えました。
帰ってから傷を確認したところ、腋の下の傷の周りの黒ずみは薄くなってきていました。
胸の傷も色が薄くなってきていて、縫ったような跡も少し平らになってきたように思えます。
まだしばらくは今の状態が続くのでしょうが、傷が目立たなくなっていく予兆に思えて、気分が明るくなりました。